DAY 2 素因数分解と約数の個数

今回は素因数分解と約数の個数について学習した。

次の重要な定理について考える。

定理1

ある整数の素因数分解a_1^{e_1}a_2^{e_2} \cdots a_n^{e_n}とかけるとき

その整数の正の約数の個数は(e_1+1)(e_2+1)\cdots(e_n+1)

証明

ある整数の素因数分解a_1^{e_1}a_2^{e_2} \cdots a_n^{e_n}とかけるとき

その整数の1つの正の約数はa_1^{b_1}a_2^{b_2} \cdots a_n^{b_n} (0 \leqq b_i \leqq e_i)とかける。

したがって全ての正の約数の個数は(e_1+1)(e_2+1)\cdots(e_n+1)となる。

この証明はこのサイトを参考にした。

これを用いて以下の問題を解く。

例題

20の倍数であって正の約数の個数が35個であるような自然数を全て求めよ。(チャート式 改)

回答

35=5\cdot7より求める自然数素因数分解の形は整数p,qを用いて

p^{5-1}\cdot q^{7-1}=p^4 \cdot q^6またはp^{35-1}\cdot q^{1-1} = p^{34}の形でかける。

また、20=2^2 \cdot 5より形が合致するのはp^4 \cdot q^6の形である。

よって求める自然数(p,q)=(2,5)のとき2^4 \cdot 5^6 = 250000,

(p,q)=(5,2)のとき5^4 \cdot 2^6 = 40000

こんなもんである。 今日は誕生日ということもあってだらけてしまった気がする。 明日はしっかりと勉強したい。

今日の勉強時間

  • チャート式 基礎からのI+A:1時間(計測忘れによりおおよその値)

合計時間 1時間