DAY 33-1 お金の話

仮面浪人をしていて困ることのひとつに、金銭面のことがある。

とくにこれは一人暮らし仮面浪人生に顕著であり、私も例外ではない。

仮面浪人にまず必要な金として、模試代がある。

これは一年に模試を10回受けたとすると、一回の模試はだいたい3000円程度なのだが、10×3000=30000円必要だ。

さらに、必要に応じて参考書を購入する必要がある。

私は今の所現役のときに購入した参考書のみでなんとかしているが、直前のセンター試験対策の参考書などはやはり購入しなくてはならないだろう。

駿台のセンター実践問題集を例に取ると一冊1050円であるから、理系基準の7科目だと7×1050=7350円となる。

さらに、私がもっとも危惧しているものとして、「大学の入学金」がある。
大学の入学金は国公立でも20万程度であり、貧乏学生にはすこし苦労を要する金である。

親に頼れれば一番であるが、仮面浪人は親に反発されてなる場合が多くそういった援助は期待できないのがほとんどだろう。

私の目指す金沢大学では282,000円だから、かなりの金額である。

また、私のような一人暮らし仮面浪人にとっては、「電気代」「水道代」「食費」が重くのしかかることとなる。
私の場合を例にとると、電気代はだいたい月6000円、食費は月5000円(自腹をきったもののみである。食費に関しては親に援助されており、合計2万程度である)、水道代は親に支援してもらっているので、すなわち合計月1万1000円だから、年に132,000円必要ということになる。

そうなると私の場合は最低でも451,350円必要ということになる。
当然のことながら親の支援は期待できない(親に支援してもらえる場合は最大限すねをかじろう)ので、バイトで稼ぐ必要がある。
入学金は3月までに用意できればいいので、現在4月であることを考えると12ヶ月で451,350円をかき集めなくてはならない。

そうなると月に37612円稼ぐ必要があることになる。
今計算してみて呆然としているのだが、今の月収は17,000円、まったく足りていない。
あと20000円どうやって稼ぐか、これからの課題のひとつである。
バイトをする上でもっとも問題となるのが、勉強時間の確保である。
入学のために金を稼いでおきながら不合格になっては元も子もないし、やはりバイトの時間も勉強しているのに近い状態にある、「家庭教師」「個別塾教師」「模試採点官」が仮面浪人にとってもっとも望ましいバイトとなるだろう。
私は漠然とこのままでは金が足りないということはわかっていたので、某K塾の数学の採点業務に応募したのだが、先ほどお祈りメールが来てしまい途方に暮れている。
また、なるべく食費・電気代を節約するため夏休み・冬休みは帰省しているのだが、それを実現するには家庭教師はかなり厳しい。

そうなると、現状で考えられるのは日雇いのバイトでなんとかすることだと思っている。

ああ、お金のことを考えると頭痛がしてくる・・・
頭痛のことを考えると、医療費のことが思い出された。
私はアトピー性皮膚炎を患っており、そのため2ヶ月に一度は5000円の出費を余儀なくされている。
そうなると月に37612+2500=40112円必要ということになる。

もうこれは夏でもエアコンを使わないほうがよいのではと思えてきた。
つらい・・・