DAY 18 余りによる整数の分類
定理1
任意の整数は整数を与えると、
のように分類できる。
証明
任意の整数aについて、整数mを与えると、除法の原理によって
となる整数がに対応して一意に存在する。
したがって題意は示された。
ついでに次の定理についても紹介する。
この定理のセンテンスについてはここを参考にした。
この定理で問題を解く方法については思いついてはいないが、問題を作成するのに役立ったので紹介する。
なお、証明については高校範囲を逸脱するので省略する。
例題
が整数のとき、は3の倍数であることを証明せよ。
ポリアの定理からは実際6の倍数(として生成した)であるが、場合わけの数が大きくなるためここでは3の倍数であることの証明のみとした。
回答
(i)とかけるとき
(ii)とかけるとき
(iii)とかけるとき
よって(i),(ii),(iii)よりはの倍数である。
以上である。 ポリアの定理などなかなか興味深い回だった。
今日の勉強時間
- 数学その他:2時間
合計時間:2時間