DAY 19 連続整数の積の性質
今回は上記について学習した.
定理1
連続する個の整数の積はの倍数である。
証明
連続する個の整数の積がの倍数であることは、
が整数であるときが整数であることと同値である。
であり、
はm個のものからn個のものを選ぶ組み合わせの数であるから、明らかに整数である。
よって題意は示された。
これは厳密にはまずいのではという気はしないでもないが、まあ気にしないこととする。 また、前日に挙げたポリアの定理もこの定理の証明を応用すれば証明できることと思う。(高校範囲を逸脱すると書いていたが、そうでもなさそうだ)
例題
をより大きい異なる整数とするときは2の倍数であることを示せ。(チャート式 改)
の倍数なので、(連続する2つの整数の積)が出現するように変形することが重要である。 の倍数であることを示せという問題(チャートの原題はそうであった)であった場合、同様になどが現れるように変形する。
回答
連続する2つの整数の積は定理1より2の倍数であるから、ある整数が存在してとかける。
よって
は整数であるから、は2の倍数である。
したがっては2の倍数である。
今日の勉強時間
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